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米フィリップス66、製油所の売却交渉 コロナや電動化で採算悪化

 米4位の製油会社フィリップス66は24日、ルイジアナ州にある二つの製油所のうち一つを売却する方向で交渉を進めていることを明らかにした。写真はテキサス州ヒューストンのフィリップス66本社。昨年9月撮影(2021年 ロイター/Gary McWilliams)

[ヒューストン 24日 ロイター] - 米4位の製油会社フィリップス66は24日、ルイジアナ州にある二つの製油所のうち一つを売却する方向で交渉を進めていることを明らかにした。

採算割れが続いており、将来の自動車燃料需要の見通しが不透明なことが背景。

関係筋によると、売却交渉しているのは、同州ベルチャスにあるアライアンス製油所(日量25万5600バレル)。交渉先は非公表。

米国では、新型コロナウイルスの流行を受けて、ガソリンやジェット燃料の需要が減少しており、製油所の閉鎖や売却が相次いでいる。

大手自動車メーカーが電動化に向けた動きを急いでいることも、経営を圧迫する要因となっている。

グレッグ・ガーランド最高経営責任者(CEO)は今月、「米国の製油業界は今後、拡大するのではなく、縮小する」と発言。低炭素燃料や電気自動車(EV)向けのバッテリー部品の供給を拡大する計画を明らかにした。

同CEOは米欧のガソリン需要がピークに達したか、ピークに近づいていると指摘。同社の第2・四半期決算は、化学品の需要が好調で黒字を計上したが、在宅勤務や燃料の利益率低迷で製油部門は赤字となった。

投資銀行イージス・エナジー・アドバイザーズのガーフィールド・ミラーCEOは、製油業界の余剰生産能力の合理化が続くとの見方を示した。

米エネルギー情報局(EIA)によると、米国では新型コロナ流行に伴う需要の減少で製油所5施設が閉鎖。原油処理能力は4.5%減少し、日量1813万バレルとなった。

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