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リフィニティブ、為替ベンチマーク算出方法の変更検討

[ロンドン 6日 ロイター] - 金融情報サービス会社リフィニティブは、為替レートのベンチマーク指数の算出方法の変更を検討している。リフィニティブのWM/Rレートは、27年にわたり、グローバルな為替レートのベンチマークとなっている。

 9月6日、融情報サービス会社リフィニティブは、為替レートのベンチマーク指数の算出方法の変更を検討している。北京で昨年9月撮影(2021年 ロイター/Tingshu Wang)

WM/Rには、投資家や銀行から市場に売買注文が殺到するロンドン時間の平日午後4時に「フィックス(fix)」と呼ばれる5分間の取引ウィンドウが設定されている。

米国のファンドマネージャーが欧州株を購入する際、フィキシングで設定された為替レートを利用している。しかし、このベンチマークレートが、アルゴリズムトレーダーや高速取引(HFT)業者が利用するレートより不利なのではないかとの懸念が出ている。

欧州中央銀行(ECB)が主催するFXグループは2020年4月、月末の取引が特定のフィキシングに集中することで、「さらなるボラティリティーと市場機能への圧力を生み出す可能性がある」と懸念を表明した。

フィキシング時の異常な価格変動は、新型コロナウイルスのパンデミックで為替市場が不安定化した2020年にみられた。最近では7月27日にポンドが突然急騰した。

リフィニティブのベンチマーク・インデックス部門のグローバルヘッド、シャーリー・バロ-氏は「われわれは(ベンチマークが)進化し、市場構造の変化に合わせていくことに非常に注力している」と述べた上で、ウィンドウを長くすることには前向きだが、何が「十分に広くない」のかは判断していないと付け加えた。

バロー氏は、取引ウィンドウの拡大以外に、現在3つのプラットフォーム(リフィニティブ・マッチング、EBS、Currenex)から取っているデータソースを拡充することで、ベンチマークの存在感を高めることができると述べた。

取引ウィンドウを広げることで、大口の売買注文は取引が分散され、アルゴリズムが投資家の注文フローを追跡することが難しくなり、市場への影響が少なくなるとみられる。

ただ、一部資産運用会社は、現行のシステムはうまく機能していると主張する。決められた時間中に大量の注文を出せば、常に「マーケット・インパクト」があり、他の市場参加者が察知するため、ウィンドウを長くすることは、ほとんど問題の解決にはならないという。

バロー氏は、今月中にホワイトペーパーを作成し、改善点リストについてフィードバックを求める予定だと述べた。

「特定の時点の価格という目的を達成するために、最適なウィンドウのサイズを把握することに、われわれは注力している」とバロー氏は述べた。

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