[パリ 30日 ロイター] - 欧州の航空機メーカー、エアバスは30日、自動車・航空機向けの次世代バッテリーの開発で仏自動車メーカーのルノーと提携すると発表した。
両社の技術者が協力してエネルギー貯蔵関連技術の向上を図る。同技術は航続距離の長い電気自動車(EV)を開発する上で大きな障害の一つとなっている。
ルノーは「ハイブリッド電動航空機の未来を築くため、欧州の異業種のリーダー2社が初めてエンジニアリングの知識を共有する」と表明。「航空は安全性・エネルギー消費の双方で極度に要求度が高い分野であり、自動車産業もそれは同じだ」と述べた。
提携では、エネルギー管理の最適化やバッテリー重量の改善といった分野を重視するほか、将来のバッテリーのフルライフサイクルを研究し、バッテリーのカーボンフットプリントを評価する。
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