[パリ 18日 ロイター] - 仏自動車大手ルノーは18日、2022年のグループ販売台数が前年比5.9%減の205万1174台と、4年連続で減少したことを明らかにした。生産能力の制約やサプライチェーン(供給網)の問題が影響した。
12月末時点で欧州の受注残は販売台数の3.5カ月分相当と、過去最高水準だったとした。
ルノーが17日発表した昨年の「ルノー」ブランドの販売(ロシアを除く)は前年比9.4%減少した。低価格ブランド「ダチア」が6.8%増加したことで、グループ全体の販売台数は落ち込みが一部相殺された。
ルノーは利益率の高い車種や電気自動車(EV)による利益押し上げを期待している。
23年については、より良い製品ラインと在庫レベルでスタートしており、販売増に転じることができるとの見方を示した。
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