June 28, 2016 / 7:36 AM / in 3 years

ルネサス新社長、半導体の再編視野 機構保有分「幅広い株主で」

[東京 28日 ロイター] - ルネサスエレクトロニクス(6723.T)の呉文精社長兼CEO(最高経営責任者)は28日、就任後の記者会見で「半導体業界の中で組むということはある。組み方は色々ある」と述べ、業界再編を視野に入れていることを示唆した。

 6月28日、ルネサスエレクトロニクスの呉文精社長は、同日の就任後の記者会見で、産業革新機構が約7割保有する同社株について「特定メーカーの下に入るということではなく、幅広い株主構造の中でやっていきたいというのが経営陣の一致した考え方。そうした見解は機構に伝えている」と述べた。写真は都内で撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

官民ファンドの産業革新機構が69%保有する同社株について「幅広い株主構造でやっていきたい」と述べた。

機構保有のルネサス株は昨年9月末、売買が制限される契約が解除された。呉氏は同保有株の行方について「特定メーカーの下に入るということではなく、幅広い株主構造の中でやっていきたいというのが経営陣の一致した考え方。そうした見解は機構に伝えている」と話した。

自動車向け半導体で世界上位につけるルネサスをめぐっては、車載関連事業を強化している日本電産(6594.T)が強い関心を示している。

旧日本興業銀行(現みずほ銀行)出身の呉氏は、カルソニックカンセイ7248.TのCEOを務めた後、2013年6月から15年9月まで日本電産副社長に就き、車載事業も担当した。

呉氏は日本電産の買収意向について、同社が手掛けるモーター事業はルネサスの複数の顧客企業も手掛けていることなどを例に挙げ、「(特定の株主に)制約されるような形は望ましくない」と述べた。

「幅広い株主構造」を望む発言と併せ、産革機構が約7割保有するルネサス株を日本電産が取得して同社傘下に入ることを、ルネサス現経営陣が望んでいないことを示唆したとみられる。

米調査会社ガートナーによると、ルネサスが注力する自動車用半導体では、米フリースケール・セミコンダクタを昨年末に買収したオランダのNXPセミコンダクターズが首位。2位の独インフィニオン・テクノロジーズを3位のルネサスが僅差で追っている。

再編を通じた成長戦略について呉氏は、「国境を越えて買収、合併するのは大変なこと。どこでどういう戦い方をするかが重要な時期で、社内で今議論している」などと語った。

*内容を追加します。

浜田健太郎

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