September 11, 2018 / 1:27 AM / 15 days ago

ルネサスが米IDTを買収、呉社長「予選通過ではなく優勝を」

[東京 11日 ロイター] - 半導体大手のルネサスエレクトロニクス(6723.T)は11日、米半導体メーカーのインテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)(IDTI.O)の買収を決議したと発表した。IDTのセンサー技術などをルネサスに取り込むことで、すべてのモノがインターネットにつながるIoT(インターネット・オブ・シングス)やビッグデータ処理の分野を強化する。

 9月11日、半導体大手のルネサスエレクトロニクスは、米インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)の買収を決議したと発表した。写真はルネサスエレクトロニクスの呉文精CEO。東京で撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

会見した呉文精社長兼最高経営責任者(CEO)は「グローバルな半導体市場は極めて競争が厳しく、予選通過を狙ったのではとても立ち行かない。ワールドカップで言えば優勝を狙いにいく、その道のりに向けて的確に手を打っている」と買収に自信を示した。

IDT株を1株49ドルで買収する。買収総額は約7330億円(1ドル=110円換算)。手元資金に加え、主要取引銀行から新たに約6790億円を調達する。関係者によると、みずほフィナンシャルグループ (8411.T)と三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.T)が折半で融資するという。

IDT株主総会の承認や当局の承認を得た後、2019年12月期上期中の買収完了をめざす。

IDTはデータの取得・保存・伝送などデータエコノミー関連市場向けの技術に強みを持っており、2018年3月期の売上高は約927億円(同)。2014年から18年まで年平均15%の売上成長を遂げている。

ルネサスは買収により、データセンターや通信インフラ向けなどデジタルエコノミー関連分野に事業領域を拡大するとともに、産業や自動運転などの分野を強化する。

呉社長は「IDTの持っているテクノロジーや製品はルネサスと重ならなず、(昨年買収した)米インターシルともほとんどオーバーラップがない。非常に良いシナジー、補完的な製品群を持っている」と語った。

規模拡大やコスト効率化により、年間約275億円(同)の統合効果を見込んでいる。

*内用を追加しました。

志田義寧

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