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火災からの復旧、震災時より「ハードル高い」=ルネサス社長

 3月31日、半導体大手ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長兼CEOは、火災のあった那珂工場について、2011年に起きた東日本大震災で被災した時よりも「ダメージは甚大」と述べ、「復旧のハードル自体は今回のほうが高いと考えている」と語った。写真はルネサスのロゴ。2017年4月、都内で撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 31日 ロイター] - 半導体大手ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長兼最高経営責任者(CEO)は31日、火災のあった那珂工場(茨城県ひたちなか市)について、2011年に起きた東日本大震災で被災した時よりも「ダメージは甚大」と述べ、「復旧のハードル自体は今回のほうが高いと考えている」と語った。

柴田社長はこの日東京都内で行われた定時株主総会で、株主に復旧作業の経過などを報告した。

柴田社長は震災の時と異なり、今回の火災では塩素ガスやすすなどの化学的な汚染があることに触れ、「前回(の震災時)以上に大変な復旧作業になるだろう」との見方を示した。火災前の出荷水準に戻るには約3─4カ月かかる見通しだが、同社長によると、取引先の自動車メーカーなどから1000人近い応援が現場に入っており、復旧作業を急いでいるという。震災時には被災前の生産能力回復までに半年ほど要した。

新開崇平最高財務責任者(CFO)はまた、工場火災が財務に与える影響は「短期的には甚大だが、限定的だ」とも説明。英半導体大手ダイアログ・セミコンダクターの買収計画については「現時点で買収計画の中止・変更は考えていない」とした。

山光瑛美、白木真紀

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