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オバマケア改廃法案、通過は困難な状況 上院共和党3人が反対
2017年9月26日 / 00:26 / 24日前

オバマケア改廃法案、通過は困難な状況 上院共和党3人が反対

[ワシントン 25日 ロイター] - 米上院共和党が目指している医療保険制度改革(オバマケア)改廃は、同党のスーザン・コリンズ議員が新法案に反対を表明したことから通過が困難な状況となっている。

 9月25日、米上院共和党が目指している医療保険制度改革(オバマケア)改廃は、同党のスーザン・コリンズ議員(写真)が新法案に反対を表明したことから通過が困難な状況となっている。写真は7月、ワシントンで撮影(2017年 ロイター/Yuri Gripas)

共和党のグラム、カシディ両議員がまとめた新たな法案については、上院共和党のジョン・マケイン、ランド・ポール両議員がこれまで反対票を投じる意向を示している。

上院(定数100)で52議席を占める共和党で3人が造反すればオバマケア改廃の取り組みが再び頓挫することになる。

コリンズ議員は新たな法案でメディケイド(低所得者向け公的医療保険)向け連邦予算が大きく削られることが反対の最大の理由と説明。

「法制化され50年以上続くプログラムにこのような抜本的、構造的修正を行うのにあたって、公聴会で最も打撃を受ける層への影響を調査しないのは受け入れられない」と語った。ぜんそくやがん、糖尿病など既往症のある加入者の保護が不十分とも指摘した。

格付け会社S&Pグローバル・レーティングは新たな改廃法案について、成立すれば2027年までに58万人の雇用が失われ、2400億ドル相当の経済損失が生じると試算。国内総生産(GDP)成長率が「せいぜい2%程度の低水準にとどまる」と予想している。

法案通過への取り組みを主導する共和党上院議員らは微修正を加えた最新版を公表。態度を保留している議員の選挙区であるアラスカやメインなどの州への資金配分を拡大する内容となっている。

ポール議員の広報担当者は同日、同氏は微修正後の法案にも反対していると述べた。

昨年の大統領選でオバマケア改廃を主要公約の1つに掲げていたトランプ大統領はラジオ番組で「われわれの上院議員は52人で、2人を失えば頓挫する」と強調。「われわれに多くの余地は残されていない。それどころか、全く余地はない」と訴えた。

7月にオバマケアの一部を廃止する法案が採決にかけられた際は賛成49対反対51の僅差で否決されている。

新たな法案は、メディケイド(低所得者向け公的医療保険)向け連邦予算などについて、州政府に包括的補助金の形で資金を分配することが柱となっている。州政府に独自の医療保険制度を運営する裁量を与えることになると推進派は主張している。

上院は今月中なら60票ではなく過半数の賛成で法案を通過させることができる。マコネル上院院内総務は今週中に採決にかけたいとしているが、3人の共和党議員が反対票を投じる意向を示しているため見通しが不透明になっている。

マコネル氏はオバマケアの改廃は今回が最後の機会との見方を否定し、取り組みを続ける考えを示した。

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