[ニューヨーク 21日 ロイター] - 約150年の歴史を持つ米国の老舗サーカス団「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」が21日、ニューヨークのロングアイランドにあるナッソー・ベテランズ・ メモリアル・コロシアムで「地上最大のショー」の最終公演を行った。
ショーのチケットは完売し、公演の様子はサーカス団のサイトで中継された。
運営会社フェルド・エンタテインメントのケネス・フェルド会長兼最高経営責任者(CEO)は「最終公演を観にきてもらえて、素晴らしく心が温まる」と述べ、リングリングのショーはこれまでに、のべ2億5000万人以上の人々が観てきたと振り返った。
公演では宇宙がテーマとなり、宇宙服姿の夫婦による綱渡りでショーがスタート。妻が夫の肩の上で倒立するなどの曲芸を披露した。
リングリング・サーカスは、100年以上続いた名物のゾウの出し物に対して愛護団体から圧力を受けて上演を中止。その後の客離れが「予想外」だったとし、チケット販売低迷を理由にフェルド会長が今年1月に廃業を発表していた。
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