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リビアンが6%の人員削減、コスト圧縮で増産と黒字化目指す

 2月1日、新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブは、コスト圧縮策の一環として従業員の6%を削減する方針だ。カリフォルニア州ミルバレーで2020年撮影(2023年 ロイター/Nathan Frandino)

[サンフランシスコ 1日 ロイター] - 新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブは、コスト圧縮策の一環として従業員の6%を削減する方針だ。R・J・スカーリンジ最高経営責任者(CEO)が従業員宛てに送った電子メールのコピーをロイターが入手して分かった。

スカーリンジ氏はこのメールで「われわれは会社の資源を増産と黒字化の取り組みに集中させなければならない」と述べ、人員削減の必要性を説明した。リビアンの広報担当者はメールが送信されたことは認めたが、それ以上のコメントは拒否した。

CFRAリサーチのアナリスト、ギャレット・ネルソン氏は、リビアンは手元現金が目減りしつつあり、成長率をもっと高めたがっているが、EV生産増強に依然として苦戦し、相応のコスト押し下げにも成功していないと指摘。今回の人員削減方針の背景にはそういった事情があるとの見方を示した。

ネルソン氏によると、リビアンは電動ピックアップトラック「R1T」と、筆頭株主のアマゾン・ドット・コムが発注している電動バンの増産、および小型EV「R2」のプラットフォームの導入に注力しているところだという。

EV業界では、テスラやフォード・モーターが最近相次いで値下げを発表した。こうした価格競争も、リビアンなどの新興メーカーに逆風となりそうだ。

リビアンの従業員は約1万4000人。このうち約840人が職場を去ることになる。

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