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ロボアドバイザーの一方的な助言は不要と回答が大半=ING調査

[ロンドン 31日 ロイター] - モバイルバンキングに関する調査によると、欧州の銀行顧客の大半は、投資の決定をする際に、人工知能を利用した「ロボアドバイザー」(RA)に任せることを望んでいないことが分かった。

オランダの金融サービス最大手INGグループINGA.ASがまとめた今年の「モバイルバンキング国際調査」報告によると、投資するうえで参考にしたいものとしてRAを挙げた人は、ファイナンシャルアドバイザーや友人の意見、インターネットよりも少なかった。

調査は欧州を中心に15カ国、1万5000人を対象に実施。このうち91%が、ロボットの一方的な提案は希望しないと回答した。人間が最終承認をする限り、RAの助言を受けてもよいと答えた人は全体の4分の1だった。

INGは、RAに選択を委ねるという回答者が少なかったことについて、その方が有益な結果が出るとしても、自分以外に判断を任せることに消極的であるためだと分析した。

RA市場は、ウェブを通じて顧客に自動的な投資アドバイスを提供し従来の対面型財務アドバイスの優位を覆したいとの考えから、ベターメントやウェルスフロントなどのベンチャー企業が発展させてきた。

対面型アドバイスより低コストでサービスを提供できるため、米ゴールドマン・サックスGS.N、ウェルズ・ファーゴWFC.N、モルガン・スタンレーMS.Nなどの大手金融機関が関心を持ち、同様の商品を最近発表している。

現在、ウェルスマネジメント業界におけるRAの占める割合は小さく、コンサルタント会社ATカーニーによると、2016年時点での運用資産は2000億ドル程度。ただ従来型アドバイスへのコスト圧力が強まっているほか、規制面での優位性もあり、資産規模は20年までに2兆2000億ドルへ拡大する見通しだという。

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