January 30, 2020 / 4:58 PM / 19 days ago

ロシュ、新型ウイルス検出キットの供給困難 中国の都市閉鎖で

スイスの製薬大手ロシュは30日、中国湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、中国当局が都市を閉鎖したため、同ウイルスを検出する検査キットを感染地に届けることが難しくなっていることを明らかにした。バーゼルで撮影(2020年 ロイター/ARND WIEGMANN)

[バーゼル 30日 ロイター] - スイスの製薬大手ロシュ(ROG.S)は30日、中国湖北省武漢市を発生源とする新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大する中、中国当局が都市を閉鎖したため、同ウイルスを検出する検査キットを感染地に届けることが難しくなっていることを明らかにした。

シュワン最高経営責任者(CEO)は、ロシュは新型ウイルスの検出キットを他社に先駆けて提供したと指摘。ただロシュの検査部門を率いるトーマス・シネッカー氏はロイターに対し「病院に製品を届けることが難しくなっている」と述べた。

ロシュは約20年前に感染が拡大した重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスの特定に利用した技術の一部を利用。シュワンCEOは、今回の新型コロナウイルスの検出キットを無料で提供していることを明らかにし、業績の押し上げには貢献しないとの見方を表明。「これはビジネスの機会ではない」とし、ロシュは公衆衛生当局と信頼関係を築いていると述べた。

ロシュは抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」を製造しているが、ロシュの医薬品部門を率いるビル・アンダーソン氏は、ゾフルーザは季節的に流行するインフルエンザに対する医薬品であるためコロナウイルスに効果がある公算は小さいと指摘。エイズ(後天性免疫不全症候群)を引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症治療薬の方が効く可能性があるとの見方を示した。

新型コロナウイルスについては、米製薬大手ギリアド・サイエンシズ(GILD.O)が23日、エボラ出血熱治療の実験薬「レムデシビル」が新型コロナウイルスによる新型肺炎の治療に使えるかを検証中と表明。米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N)も29日、新型コロナウイルスに対するワクチンの開発に着手したと発表した。

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