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漂流するロヒンギャ族難民、密航業者とミャンマー軍に癒着疑惑も
2015年5月26日 / 23:59 / 2年後

漂流するロヒンギャ族難民、密航業者とミャンマー軍に癒着疑惑も

[ヤンゴン/THEK KAY PYIN(ミャンマー) 27日 ロイター] - ミャンマー海軍は先週、密航業者に使われたボートを拿捕(だほ)した際、乗っていた200人の難民の大半がバングラデシュの経済難民だったと明らかにした。この発表は拿捕当時、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ族がほとんど乗船していなかったことを意味する。

 5月27日、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ族の「ボート難民」問題をめぐっては、密航業者と軍の癒着も指摘されている。写真はロヒンギャ族難民らを乗せた船。インドネシアのアチェで20日撮影。提供写真(2015年 ロイター/Antara Foto)

しかし、乗船していた難民らの話では、一時は150─200人のロヒンギャ族がこのボートに乗っていたという。彼らは密航業者がロヒンギャ族を拿捕前に連れ去ったと証言する。

「ロヒンギャ族全員が船から降りて、バングラデシュ人が残った」。こう話すロヒンギャ族の女性(27)は、5人の子どもと共に乗船。ボートが拿捕される前に6人は地元の村に戻った。

密航業者がなぜロヒンギャ族だけ下船させたのかは明らかになっていない。ただ、人権団体からは、ミャンマーの治安部隊が密航業者と共謀し利益を得ているとの指摘も出ている。

ミャンマー政府は、これらの疑惑を否定。差別は存在せず、ロヒンギャ族は迫害から逃れるために脱出している訳ではないと主張している。

地元の村に戻ったロヒンギャ族はロイターに対し、拿捕されたボートでは、難民が金属棒で殴られたりするなどの虐待を受け、一日にコップ2杯とわずかなコメしか与えられなかったと証言。繰り返し殴られたと語る18歳の少年は「極度の疲労でバングラデシュ人6人が死んだ。乗組員が海に遺体を投げ捨てた」と打ち明けた。

「ボート難民」問題をめぐっては、タイ当局が今月初旬に密航業者の取り締まりを行って以来、業者がボートを見捨てるケースが相次いでいる。数千人の難民がマレーシアやインドネシアに漂着し、漂流を続けている難民もいる。

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