[27日 ロイター] - ニューヨークや東京など世界の大都市では屋上菜園がブームとなっているが、パリでは市役所が旗振り役となって新たな農園プロジェクトが進められている。
パリ市によると、2020年までに100ヘクタールを超える屋上農園や植栽壁が整備される計画。果物や野菜425トン、マッシュルーム24トン、生花3万本の収穫のほか、ビール8000リットルの原材料、はちみつ95キロの生産を見込んでいる。
900平方メートルの広さがあるパリ北部の郵政公社ビルでも、職員らが果物やレタス、ナス、トマトなどの野菜を栽培するほか、ニワトリを飼育している。
こうした取り組みは仕事への見方も変えるきっかけにもなっており、ある職員は「こうした小さな取り組みにより皆がお互いに、そして暮らし方と再び結び付く手助けになっている」と話した。
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