[モスクワ 27日 ロイター] - ロシアの石油パイプライン会社トランスネフチのトカレフ社長は27日、原油安に歯止めをかけるための減産についてサウジアラビアを含む石油輸出国機構(OPEC)加盟国と協議する必要があるとロシア当局者が判断したことを明らかにした。
トカレフ氏の発言を受け、原油先物は5%上昇した。
同氏によると、石油業界の幹部と政府高官が26日にモスクワで会合を開き、原油価格を引き上げるためにはOPECと協議する必要があるとの結論に達した。
トカレフ氏は、OPEC加盟国との協議の議題には減産も含まれる可能性があるとしている。
この件についてロシア・エネルギー省はコメントを控えた。ドボルコビッチ副首相(エネルギー問題担当)の報道官もコメントを控えている。
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