[ロンドン 8日 ロイター] - 英資産運用会社のラッファー・インベストメント・マネジメントは8日、保有していた暗号資産(仮想通貨)のビットコインを4月に売却し、11億ドルの利益を得たことを明らかにした。ビットコインの急騰を受けてリスクへの懸念が高まっていたためという。
ラッファーは昨年11月にビットコインに投資。その価値は12月半ば時点で約5億5000万ポンド(7億4500万ドル)になっていた。
ラッファーの広報担当者は「長期的には、暗号資産や実質的な価値の保存で暗号資産が果たす役割について引き続き関心がある」とする一方、「短期的には、価格の急騰を受けてビットコインがより大きなリスクを示していると感じた」と、売却した経緯について述べた。
ビットコインは4月に6万5000ドル弱の過去最高値を付けたが、その後は約半値に下落している。
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