[静岡 27日 ロイター] - ラグビーのアイルランド代表でスクラムコーチを務めるグレッグ・フィーク氏は27日、翌日に控えたワールドカップ(W杯)1次リーグA組の日本戦へ向けて、日本のダイナミックなフロントローを警戒していると述べた。
現役時代は強豪ニュージーランド代表でプロップを務めたフィーク氏は、昨年から日本のNECのアシスタントコーチに就任。アイルランド代表のスクラムコーチと兼任してきたが、W杯終了後に5年間務めた同職を退任する予定となっている。
A組で1次リーグ突破の有力候補とされているアイルランドだが、ここ約1年半で日本のラグビーも見てきたフィーク氏は、ダイナミックな日本のフロントローの上半身の強さと、低くコンパクトなスクラムの能力は本物の強さとなっていると警戒している。
10年以上にわたり日本のスクラムを見てきたと話すフィーク氏は、記者会見で「スクラムに関して、本物の文化ができている。多くの(トップリーグの)クラブが、2時間をかけて実際にスクラムのセッションを行いに出向いている。本物の知識と向上するための渇望がある」とコメント。
日本戦に向けて、「日本ラグビーの誇り高き気質を知っているので、われわれは今週はタフなものになると強く認識している」と、語気を強めた。