[モスクワ 4日 ロイター] - 欧州ビジネス協会(AEB)が4日発表した5月のロシア新車販売台数は、前年比133.8%増の14万7378台となった。新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)が行われた前年同月から大幅な回復となった。
AEBの自動車製造業者委員会のThomas Staertzel委員長は声明で、「6月も同じようになるだろうが、7月以降はより現実的な前年比の数字が出てくる」と指摘。前年の新型コロナの影響を踏まえれば、5月の大幅な伸びは予想されるものだったとの見方を示した。
2020年通年の新車販売台数はコロナ規制で9.1%減少した。
4月は感染被害が最悪だった前年同月から290.4%の伸びとなっていた。
Staertzel氏によると、世界的な電子部品不足で今後数カ月は大半の車種で販売が鈍化するとAEBは予想している。
AEBの年間見通しは7月の次回発表で改定されるという。
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