June 15, 2018 / 6:03 PM / a month ago

ロシア中銀、金利据え置き 政府の増税提案で利下げぺース鈍化の公算

[モスクワ 15日 ロイター] - ロシア中央銀行は15日、主要政策金利を7.25%に据え置くことを決定するとともに、政府が付加価値税の引き上げを提案していることで、利下げにはこれまでの見通しより時間がかかる可能性があるとの見方を示した。

政策金利据え置きは2回連続。ロイター調査によると、25人のアナリストのうち16人が据え置きを予測していた。

ロシア政府は前日、付加価値税を2%引き上げる意向を表明。財務省は物価上昇率の押し上げにつながるとしていた。増税が実現すれば、中銀にとって利下げが一段と困難になる可能性がある。

中銀は声明で「付加価値税の引き上げを考慮し、物価見通しを引き上げた」とし、「インフレとインフレ期待を巡る財政政策上の措置の提案を踏まえると、中立的な金融政策への移行はより緩やかである必要がある」との見解を示した。

ナビウリナ総裁は、付加価値税の引き上げによりインフレ期待が押し上げられる可能性があると指摘。税率が現在の18%から20%に引き上げられれば、インフレ率は5月の2.4%から年内に中銀が目標とする4%に迫る水準に上昇する可能性があると述べた。

中銀はこれまで、年末までに中立的な金融政策に移行したいとの立場を示していた。ただナビウリナ総裁はこの日の決定会合後、中立的な金融政策への移行は、政府の増税提案を受け来年にずれ込む可能性があると指摘。「主要政策金利を1、2回引き下げれば完全に中立的な金融情勢に達するため、現時点でこの1、2回の利下げ余地を行使することはできない」と述べた。

キャピタルエコノミクスのアナリストは「利下げサイクルはこれまでの予想よりも緩慢になる」と指摘。中銀の政策決定後、通貨ルーブルRUBUTSTN=MCXはやや上昇した。

ナビウリナ総裁はまた、前日にロシアで開幕したサッカー・ワールドカップ(W杯)でロシアの今年の国内総生産(GDP)伸び率は0.2%ポイント押し上げられる可能性があると指摘。ただ物価への影響は限定的となるとの見方を示した。

ロシア政府はW杯の開催は景気押し上げ効果があるとしているが、エコノミストの間では経済に対する影響は短期的なものにとどまるとの見方が出ている。

W杯ロシア大会は7月15日まで開催。中銀は7月27日に次回の政策会合を開く。

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