[モスクワ 29日 ロイター] - ロシア中央銀行は29日、金および現金の形で外貨準備を国内で保有しており、人民元建て資産は国債を中心に中国国内で保有していると明らかにした。
ロシアでは1991年のソビエト連邦崩壊以降、貿易や金融取引ではドルの使用が圧倒的に多かったが、このところ人民元の存在が増しており、輸入決済に占める割合は23%と、昨年の4%から急上昇している。
中銀は年次報告書で、2014年以降、対ロ制裁を科す「非友好的」国家により凍結されることのない資産への投資を加速させてきたと説明。安全資産として人民元、金、海外から調達可能な外貨を挙げた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」