December 27, 2019 / 9:39 AM / 7 months ago

ロシア中銀、企業債務によるシステムリスクの回避策を検討=高官

[モスクワ 27日 ロイター] - ロシア中央銀行は、あらゆるシステミックリスクを早い段階で回避するため、国内企業の債務の上限について新たな基準を策定している。同中銀の金融安定局のエリザベータ・ダニロワ局長がロイターに明らかにした。

2014年の欧米諸国による制裁措置や原油価格下落がルーブル急落を招き、多くが外貨建てだった企業の債務が増大したことを踏まえ、ロシア中銀は金融セクターの安定性を高める対策に取り組んでいる。

同局長は「大規模な銀行借り入れがある企業を特定するだけでなく、大企業が抱えるシステミックリスクの引き金となりかねない問題も特定できるよう、例えば国内総生産(GDP)に対する債務の比率といったシステム上の基準があるべきだ」と語った。

同局長は、来年もロシア中銀とその監督下にある商業銀行が協力して、こうした基準の具体的なひな形について検討する。

同局長によると、こうした基準を実際に適用するかどうかは、大企業の債務がどのぐらいの勢いで膨らんでいるかに左右される。

企業債務のGDPに対する比率は2019年初めの時点で32.1%で、2014年初めの30.8%からは上昇しているが、2016年初めの40.1%からは低下している。

ロシア中銀はまた、銀行の自己資本比率規制を強化することで消費者金融の伸びを抑制することも目指している。

消費者金融の伸びは昨年20%を超えていたが、中銀の対策が奏功すれば今年は17.8%を下回り、2020年には10%前後に低下するはずだとの見通しを同局長は示した。

世界の主要な中央銀行が経済成長を高めるために利下げするなか、投資家はより高い利回りを求めてリスクの高い戦略に走りがちだが、ロシア中銀は「国内経済と金融セクターの安定を維持する重要性」に焦点を絞っていると同局長は語った。

*内容を追加しました。

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