[上海 4日 ロイター] - 中国外務省は4日、馬朝旭外務次官がロシアを今週訪問し、ラブロフ外相と会談したと発表し、中ロの政治的な相互信頼が引き続き深まっているとの認識を示した。
同省は声明で、両国が協力して戦略的パートナーシップを遂行し、関係をさらに進展させる意向だとも述べた。同パートナーシップは習近平国家主席とプーチン大統領が昨年、米国に対抗することを目的に発表したもので、あらゆる分野で協力するとしていた。
馬次官は今月2─3日の訪ロ中、ルデンコ外務次官ら高官と相次いで会談し、二国間や多国間協力のほか、国際問題や地域問題について意見交換したという。
同省の声明はロシアのウクライナ侵攻に触れていない。
ラブロフ外相は2日、中国との関係に限界はなく、正式な軍事同盟ではないものの、その本質ははるかに高度で幅広いものだと述べた。
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