December 25, 2014 / 2:01 AM / 6 years ago

ロシアが穀物輸出を停止、輸入国で調達不安も

 12月24日、ロシアの有力農業ロビー団体、ロシア穀物連盟のズロチェフスキー会長は、同国の穀物輸出が政府の事実上の規制によって停止したことを明らかにした。ロシア南部の麦畑で10月撮影(2014年 ロイター/Eduard Korniyenko)

[モスクワ/アブダビ 24日 ロイター] - ロシアの有力農業ロビー団体、ロシア穀物連盟のズロチェフスキー会長は24日、同国の穀物輸出が政府の事実上の規制によって停止したことを明らかにした。大口契約が不履行になる恐れがあり、ロシア産小麦の有力な買い手であるエジプト、トルコ、イランの調達に支障が生じることが懸念される。

ロシアは12月に入り、輸出穀物の品質検査を厳格化するなど、国内供給を確保する目的とみられる事実上の輸出規制措置を導入した。

ズロチェフスキー会長によると「18日以降、契約に基づいて航行予定だった(穀物輸送)船舶が一隻も出港していない」。

ロシア当局は穀物輸出税の適用も計画している。ズロチェフスキー会長は、輸出税は事実上の禁輸措置になると確信しており、具体的な税率は重要でないとし「積み込みは全面的に中断している。あとは(輸出停止が)正式に法制化されるだけだ」と述べた。この発言で、世界各地の小麦先物は上昇した。

穀物輸出税導入案を策定すると表明したドボルコビッチ副首相の報道官のコメントは得られていない。

<エジプト向け輸出が不履行の恐れ>

ズロチェフスキー会長は、出荷期限が1月末の穀物約300万トンの輸出が滞っていると述べ、世界最大の小麦買い付け国であるエジプトの商品供給公社(GASC)への供給が来年1月に不履行となる可能性もあると付け加えた。

この日GASCのアブデル・ファタハ副会長はロイターに対し、トレーダー各社がロシア産小麦のエジプト向け輸出契約を履行する義務を負っていると語った。

今年のロシア穀物輸出量は、1億0500万トンの記録的豊作を踏まえて世界4位の規模に膨らむと予想されている。ただ、欧州のトレーダーは「(ロシアが)今後穀物売却を中断するのは明らかだ」との見解を示し、「(ロシア)政府が具体的にどのような措置を取るか、市場が現在知りたいのはその詳細だ」と強調した。

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