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ロシア版ダボス会議、今年は欧米勢顔見せず プーチン氏17日演説へ

 「ロシア版ダボス会議」と称されるロシアの国際経済イベント「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)」が15─18日に開催される。写真は会議のロゴが入った旗。サンクトペテルブルクで撮影(2022年 ロイター/Maxim Shemetov)

[14日 ロイター] - 「ロシア版ダボス会議」と称されるロシアの国際経済イベント「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)」が15─18日に開催される。ウクライナに侵攻したロシアに対して西側が厳しい経済制裁を科している中で、かつて顔を見せていた欧米政財界の指導者のほとんどが出席しないというのが今年の大きな特徴だ。

インタファクス通信がロシアのウシャコフ大統領補佐官の発言として伝えたところによると、プーチン大統領は17日に「国際経済状況とロシアの近未来における課題」と題して演説する。モスクワ時間午後8時(1600GMT)ごろにはプーチン氏とメディアの会見も予定しているという。

ロシアがSPIEFを始めたのは1997年。外国からの投資呼び込みを図るほか、経済政策の議論を通じて、旧ソ連時代と違い企業に門戸を開くロシアというイメージを広めることが目的だった。同国が常に意識してきたのは、スイスのリゾート地に世界中から政治や経済の指導者が集まるダボス会議(国際経済フォーラム年次総会)だ。

実際SPIEFにはこれまでドイツの当時のアンゲラ・メルケル首相や、国際通貨基金(IMF)専務理事だったラガルド現欧州中央銀行(ECB)総裁、米国のゴールドマン・サックスやシティ、エクソンモービルのトップなどが参加してきた。

しかし今回、出席者のリストに欧米の政治指導者や有力企業トップの名前は見当たらない。ロシアから撤退していない企業も参加を控えている。例外はロシアの米商工会議所の代表などごく少数だ。政治指導者がロシアと距離を置きたがり、企業の間にはロシアとかかわって制裁対象になることを恐れる雰囲気が広がっていることが分かる。

ロシア側はその穴を埋めるべく、中国のほか、対ロシア制裁に加わっていない、より小さな国の関係者を積極的に招待している。ペスコフ大統領報道官は14日、中東やアジアを念頭に「外国投資家は何も米国や欧州連合(EU)だけではない」と強調した。

ウシャコフ氏によると、40カ国以上が政府高官を派遣し、ロシア企業1244社と外国企業265社の出席も確定している。ロシア通信は同氏の話として、エジプトのシシ大統領が動画メッセージを送る予定と伝えた。中国やベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、中央アフリカ共和国、インド、イラン、ニカラグア、セルビア、アラブ首長国連邦(UAE)などの政府関係者が対面で参加するか、動画で演説するという。

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