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VWのロシア事業支援の用意あるとプーチン大統領
2017年2月8日 / 18:10 / 9ヶ月後

VWのロシア事業支援の用意あるとプーチン大統領

[モスクワ 8日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は8日、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のミュラー最高経営責任者(CEO)と会談し、販売と需要の減少にさらされているVWのロシア国内での事業展開を支援する用意があると述べた。

プーチン氏はVWがロシア国内で直面している苦境を理解していると述べた。かつて活況を呈したロシアの自動車市場は長引く経済の低迷の犠牲となっている。

プーチン氏は会談後に「われわれは、あなた方の事業が全体として好調なことを大変喜ばしく思う一方で、いくつかの困難が存在することも理解している」と述べた。ロシアによるウクライナのクリミア半島併合を受けて2014年に西側諸国がロシア制裁に踏み切って以来、ロシアの大統領と欧州産業界の主要事業者の会談は稀だ。

プーチン氏は「われわれは、あなた方がロシアで今後さらなる発展を遂げることを助けるため、いかなる疑問についても常に話し合う用意がある」とした。

VWやアウディ、セアト、シュコダなどのブランドを生産するフォルクスワーゲン・グループは、売り上げと収益で海外勢としてはロシア最大の自動車メーカーだ。ただ、欧州ビジネス協議会(AEB)のロビーグループによると、VWグループの昨年のロシアでの販売は前年と比べて5%減少したという。ロシアの自動車市場は全体で11%の落ち込みだった。

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)などの海外自動車メーカーの中には、ロシアから撤退した企業もあるが、VWは投資を継続。現在の販売台数は年間140万台程度だが、いつの日か2012年につけたピークの約300万台まで回復することに賭けている。

VWはモスクワの南西約170キロ(105.63マイル)にあるカルーガ工場で自動車を生産。15年にはエンジンの新規工場も稼動させている。ロシア国内にはほかに2カ所の生産拠点がある。

業界関係者は、今回の会談はVWの「排他的な利益」について協議するためだったとしている。

VWは声明で、ロシア国内で6800人を直接雇用しているほか、間接的な雇用も5万人に及ぶと強調。ロシア事業の今後の発展に向けて尽力するとした。

VWは「われわれは将来を見据えており、われわれのグローバル戦略をロシア市場で実践すべく模索している」と述べた。

プーチン氏は報道陣に対し、ロシア政府がVWに与えている税制上の特権は、既にVWの売り上げを支えていると述べた。

AEBは、ロシアの今年の自動車販売台数は、これまでの4年連続の減少から4%の増加に転じると予想している。ただ、AEBは8日、今年1月の販売台数は5%減だったことも明らかにした。VWグループは2%増だった。

VWの販売はロシア以外の市場ではさらに不振だった。ディーゼル車の排ガス検査に関する米国での不正行為を15年9月に認めたことから、規制当局の捜査のほか株主や消費者による訴訟にも直面。信頼回復に向けた努力を続けている。

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