[30日 ロイター] - モスクワ取引所のルーブル相場は不安定な取引の中、急伸。先週の急落から反発している。資本規制や輸入の減少など力強い貿易収支が寄与している。
先週は、中央銀行の利下げや追加利下げの示唆を受けて急落していた。資本規制の緩和見通しや国債デフォルト(債務不履行)の可能性も嫌気されていた。
0807GMT(日本時間午後5時07分)現在、ルーブルは対ドルで5%近く上昇し、63.47ルーブル。25日には55.80ルーブルと、2018年2月以来の高値に上昇していた。
対ユーロでは6%高の65.40ルーブル。25日には7年ぶり高値の57.10ルーブルまで上昇していた。
ロコインベストの投資担当責任者は「全般のファンダメンタルズは、あまり変わっていない。対ドルで60─63ルーブルに戻る可能性は否定できない」と述べた。
ロシア株はまちまち。ドル建てRTS指数は4.2%高。ルーブル建てMOEXロシア指数は0.3%安。
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