[モスクワ/ロンドン 22日 ロイター] - ロシアは西部の港からの3月の原油輸出を2月に比べて最大25%削減する。ロシア石油市場の関係者3人が述べた。
ロシアはこれまでに3月に日量50万バレルの減産を実施すると発表。ロシアの産油量の5%、全世界の産油量の0.5%に相当する。ロシア当局によると、3月の減産は西側諸国によるロシア産原油と石油製品に対する価格上限設定に対応するもので、実施は1カ月限り。削減は1月の産油水準と比較して実施される。
関係筋は「輸出削減は計画されている減産よりも規模が大きくなり、ロシア産原油の価格上昇につながる可能性がある」と指摘。ただ「太平洋側からの輸出の削減計画はない」と述べた。
ロシアのエネルギー省はコメントを控えた。ロシア国営パイプライン運営会社トランスネフチは現時点でロイターのコメント要請に応じていない。
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