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ロシアのエネルギー相、石油生産余力は日量50万バレルに拡大

 10月7日、ロシアのノバク・エネルギー相はロイターのインタビューで、ロシアの石油産業は投資により余剰生産能力が以前より増えているが、先月サウジアラビアの石油関連施設2カ所が攻撃を受けた際には、対応の必要がなかったために増産を見送ったと明らかにした。写真はロシアの国営石油会社ロスネフチのトップと話すノバク氏(右)。5月22日、モスクワのクレムリンで撮影(2019年 ロイター/Evgenia Novozhenina)

[モスクワ 7日 ロイター] - ロシアのノバク・エネルギー相はロイターのインタビューで、ロシアの石油産業は投資により余剰生産能力が以前より増えているが、先月サウジアラビアの石油関連施設2カ所が攻撃を受けた際には、対応の必要がなかったために増産を見送ったと明らかにした。

ノバク氏は「必要があれば協調して行動する用意があった。サウジの閣僚と電話で話したが、事態に対応しているという話なので、特別な措置はなんら必要ないと感じた」と述べた。

ノバク氏は産油国による減産の期間中に国内の石油会社に余剰生産能力を大幅に増やすよう働き掛けており、ロシアは短期間で生産を調整し、市場での需要の変動に応じることが可能な産油国になった。

これまでは石油供給量の変動に十分に対応可能な産油国はサウジアラビアのみで、一定程度対応できるのがアラブ首長国連邦(UAE)とクウェートだった。

ノバク氏は「われわれの余剰生産能力は日量30万バレル程度だったが、(減産期間中に)投資を続けたことで、今ではもっと増えている」と述べ、ロシアの現在の余剰生産能力が日量50万バレル程度であると認めた。

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