[モスクワ 23日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は、原油生産を日量50万バレル削減する計画について、2月の日量1020万バレルの水準と比較した削減幅だと説明した。 RIAノーボスチ通信が伝えた。
3─6月の生産量は日量970万バレルを目指すことになり、従来の想定よりも小幅な減産となる。
ロシアは2月に減産計画を発表。国営メディアは1月の生産量である日量980万─990万バレルと比較した減産と報道しており、生産量が同940万バレル以下まで減ると見込まれていた。
ノバク氏はこの日、昨年のロシアの石油輸出のうち、中国が3分の1に当たる6700万トンを占めたと明らかにした。また、ロシアは石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」のメンバーから、既存の減産合意の条件を変更する提案を受け取っていないとも述べた。
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