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ロシア当局、反体制派ナワリヌイ氏を新たな疑惑で捜査

 12月29日、ロシア連邦捜査委員会は、反体制派指導者ナワリヌイ氏(写真)が支配下にある組織に対する公益目的の寄付金を個人のニーズを満たすために使ったとし、詐欺疑惑で捜査を開始したことを明らかにした。写真は2019年9月、モスクワで 撮影(2020年 ロイター/Shamil Zhumatov)

[モスクワ 29日 ロイター] - ロシア連邦捜査委員会は29日、反体制派指導者ナワリヌイ氏が支配下にある組織に対する公益目的の寄付金を個人のニーズを満たすために使ったとし、詐欺疑惑で捜査を開始したことを明らかにした。

反プーチン派の中心人物の1人であるナワリヌイ氏は、8月に国内線の旅客機で倒れ、その後ドイツに搬送され治療を受けた。ドイツなど西側諸国は神経剤による毒殺未遂だとしてきた。

ロシア政府は他の市民と同様に、同氏は帰国する権利があるとしており、ナワリヌイ氏自身も帰国の意向を示してきた。ただ、新たな疑惑を巡る捜査には、同氏をロシアから遠ざけたい当局の意向がにじむ。

ロシア政府は、ナワリヌイ氏に毒物が使用された証拠は確認していないとし、事件への関与を否定している。

深刻な犯罪を担当する連邦捜査委は、ナワリヌイ氏とその他の複数の個人が同氏が支配する組織に寄付された3億5600万ルーブル(481万ドル)をモノやサービスの購入や海外旅行など個人的な目的に使ったと主張し、大規模詐欺にあたるとした。

ナワリヌイ氏はツイッターで同疑惑はでっち上げで、プーチン大統領の命令による非常におかしな行動に見えるとした。自身の殺害計画に失敗した当局が収監しようとするのは予想していたと述べた。

ロシアの連邦刑務所局(FSIN)は28日、ナワリヌイ氏に直ちにドイツから帰国し、29日朝にモスクワにある当局事務所に出頭するよう命じた。それまでに帰国しなければ収監すると警告している。

同氏はこの期限までに帰国できなかった。

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