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ロシア、第三次世界大戦引き起こすことなく英駆逐艦撃沈可能=プーチン氏

6月30日、ロシアのプーチン大統領は、ロシアが自国の領海と認識する黒海のクリミア半島沖を英駆逐艦が航行したことについて、ロシアは第三次世界大戦を開始することなく、同駆逐艦を撃沈させることもできたと述べた。写真は同日、モスクワで講演するプーチン氏(2021年 ロイター/Alexei Nikolskyi)

[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は30日、ロシアが自国の領海と認識する黒海のクリミア半島沖を英駆逐艦が航行したことについて、ロシアは第三次世界大戦を開始することなく、同駆逐艦を撃沈させることもできたと述べた。

ロシアは23日、クリミア半島沖の海域に「領海侵犯」した英駆逐艦を追い払う目的で、警告のための砲撃と爆撃を行ったと発表。これに対し、英国は駆逐艦「ディフェンダー」がウクライナ領海を航行したことを認めたものの、砲撃は事前に伝えられていた訓練によるもので、爆撃も受けていないとして、ロシアの発表を否定した。

これについてプーチン大統領は毎年恒例の国営テレビを通した国民との対話で、この事件を「挑発行為」と非難した上で、「ロシアが英駆逐艦を撃沈していたとしても、こうした挑発行為を行う国は戦争の勝者にはなれないと承知しているため、第三次世界大戦が勃発していたと想像するのは難しい」と述べた。

その上で、英駆逐艦が問題の海域に入る前に、米国の偵察機がギリシャから飛び立ち、ロシアの反応を観察していたと指摘。この件には政治的な要素が絡んでいると述べた。

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