[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は30日、毎年恒例の国営テレビを通した国民との対話を行い、自身の後継者について、適切な時に指名するとしながらも、最終的には有権者が決定するとの見解を示した。
プーチン氏は68歳。1999年12月に当時のエリツィン大統領に大統領代行に指名されて以来、大統領もしくは首相の立場で実権を握ってきた。現在の任期は2024年までだが、昨年の憲法改正で36年までの続投に道が開けた。
実際にそれまで実権を握り続けるのか注目が集まる中、プーチン氏は「祖国ロシアを率いるに値する人物を指名できる時が来ると願っている」と述べた。
これについて、政権内で勤務経験のある政治アナリストのアレクセイ・チェスナコフ氏は、「後継者が指名されることが示唆された」とメッセージサービスのテレグラムに投稿した。
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