[18日 ロイター] - ロシアの石油収入の一部を積み立てている政府系ファンド「ナショナル・ウェルス・ファンド(NWF)」の残高が1月1日現在で1484億ドルと1カ月で381億ドル減少した。政府が財政赤字を補てんするために現金を引き出したという。
財務省が公表したデータで判明した。同省によると、12月の赤字補てんのため2兆4100億ルーブル(351億ドル)を使用した。
財務省によると、1月1日時点のNWFの規模は国内総生産(GDP)の7.8%に相当する。流動資産は872億ドル(GDPの4.6%相当)にとどまっている。
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