[モスクワ 10日 ロイター] - ロシアの最大手行ズベルバンクのアレクサンダー・ベディアキン第1副会長は10日、中国人民元建て債券の発行を検討していると述べた。
記者団に対し「ロシアの人民元建て債券市場は急速に発展しており、ほぼ毎月、新たな発行体が市場に参入している」と指摘。ズベルバンクが中国人民元建て債券の発行を検討しており、その規模や時期は市況に応じて決定するとした。
西側諸国の制裁により、ドルやユーロへのアクセスが制限されているため、ロシア企業の間ではここ数カ月で人民元に対する需要が高まっており、ズベルバンクは中国人民元の融資を開始したという。
また、ズベルバンクはロシア天然ガス大手ノバテクが主導する北極圏の液化天然ガス(LNG)プロジェクト「アークティックLNG2」への資金供給拡大を検討する可能性もあるが、当面はその必要はないとした。
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