[モスクワ 2日 ロイター] - ロシア政府は2日、プーチン大統領とトランプ米大統領による首脳会談開催に向けた準備協議は行われていないことを明らかにした。
トランプ大統領は前月20日、プーチン大統領との電話会談で、首脳会談の可能性について言及した。
ただその後、英国で起きたロシアの元スパイ暗殺未遂事件に関連し、米政権は国内のロシア外交官ら60人を国外に追放したほか、シアトルのロシア領事館を閉鎖。ロシアも同様の措置で応じている。
ウシャコフ大統領補佐官は記者会見で「一連の現状を踏まえ、首脳会談開催の可能性を巡り協議することは困難」と語った。そのうえで、首脳会談開催に向けた「協議が始まると信じたい」とし、「いずれ、真剣かつ建設的な対話を開始できることを望む」と語った。