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南アのデクラーク元大統領死去、アパルトヘイト廃止で平和賞

[ヨハネスブルク 11日 ロイター] - 南アフリカでアパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃に大きな役割を果たし、ノーベル平和賞を受賞したフレデリク・デクラーク元大統領が11日、がんのため死去した。85歳だった。生前に残した動画メッセージが公開され、その中で、数十年にわたるアパルトヘイト下での白人以外の人々に対する罪をあらためて謝罪した。

デクラーク氏は、1948年から91年にかけて行われた南アのアパルトヘイト政策についてこれまで何度も後悔の念を示してきたが、動画メッセージで「アパルトヘイトが南アフリカの黒人や褐色人種、インド系の人々に与えた痛み、傷、侮辱、損害について、わたしは無条件で謝罪する」と語った。

デクラーク氏は1972年に議員としてのキャリアをスタートし、1989年に大統領に就任。翌年には、27年間にわたって拘束されていた反アパルトヘイト闘争の黒人指導者ネルソン・マンデラ氏を釈放した。

アパルトヘイト撤廃で果たした役割を評価され、1993年にはマンデラ氏と共にノーベル平和賞を受賞した。翌年には、南アフリカ初の全人種が参加した普通選挙でマンデラ氏が大統領に就任すると、副大統領を務めた。

がんとの闘いの末、11日朝にケープタウンの自宅で亡くなった。動画はその数時間後、同氏の財団により公開された。

デクラーク氏は「最後のメッセージとしてお伝えしたことがある。80年代初頭からわたしの考えは全く変わった。まるで改心したかのようだった」と述べ、「わたしは心の中で、アパルトヘイトは間違っていると悟った。われわれは道徳的に正当化できない場所に到達したのだと悟った」と述べた。

動画がいつ撮影されたのかは明らかではない。

デクラーク氏の死去を受けてラマポーザ大統領は、南アフリカの民主化に向けて重要な役割を果たしたと述べ「政党の禁止を撤廃し、政治犯を釈放し、解放運動との交渉を開始するという勇気ある決断を下した」として功績を称えた。

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