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南ア財務相にゴーダン氏復帰、大統領のドタバタ人事に不信感

 12月13日、南アフリカのズマ大統領は、ゴーダン協調統治・伝統業務相を新財務相に指名したと発表した。写真はプレトリアで2014年5月代表撮影(2015年 ロイター/Mujahid Safodien)

[ヨハネスブルク 13日 ロイター] - 南アフリカのズマ大統領は13日、ゴーダン協調統治・伝統業務相を新財務相に指名したと発表した。財務相経験者であるゴーダン氏の復帰で、それまで急落していた通貨ランドは大きく反発したが、市場ではわずかな期間に2回も財務相を交代させた大統領の人事に不信感が残ったままだ。

大統領は9日にネネ財務相を更迭し、ほとんど無名の国会議員デービッド・バンルーエン氏を後任に起用すると表明。歳出削減を熱心に進めてきたネネ氏の辞任により、ランドは過去最安値に沈み、銀行株が売られ、国債利回りが急騰するなど市場の混乱が広がった。

多くのエコノミストは、バンルーエン氏の経済運営手腕に疑問を呈していた。

ところが大統領は13日の声明で「わたしがバンルーエン氏を財務相に登用したことについて再考すべきだとの抗議が多く寄せられた。民主的な政府として、国民の声に耳を傾け、彼らの意見に応えるという点をわれわれは重視する」と述べ、一転してゴーダン氏の指名に動いた。

ネドバンク・キャピタルの調査責任者、モハメド・ナラ氏は「新任の財務相を2日しか働かせないのでは南アの面目は丸つぶれだとの批判が出てくるだろう。国際投資家は恐らく、大統領はなぜ最初にもっとよく検討して決めなかったのかと考える」と話した。

ネネ氏の前任として2009─14年に財務相を務めたゴーダン氏は、14日の宣誓後の1000GMT(日本時間午後7時)に就任会見を開く予定だ。

また13日の声明によると、バンルーエン氏はゴーダン氏に代わって協調統治・伝統業務相に横滑りする。

野党・民主同盟のミュシ・マイマネ党首は一連の人事について「これはズマ大統領の無責任な行為だ。彼は南アフリカ経済を使ってロシアンルーレットを楽しんでいる」と痛烈に非難した。

11日には与党・アフリカ民族会議(ANC)重鎮の1人で反アパルトヘイト(人種隔離)活動家として知られたバーバラ・ホーガン元保健相が、大統領に辞任要求を突き付けている。

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