[23日 ロイター] - ロシア海軍は、中国、南アフリカ両国海軍と24日から合同演習を行う。ロシアのウクライナ侵攻から1年のタイミングでの実施に西側諸国は警戒している。
プーチン大統領は23日の演説で、核戦力の一段の強化に努めると表明し、海上発射型の極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の大量納入を開始すると述べている。
演習は10日間の予定で、南アフリカの東岸沖で行われる。
アフリカでは、ロシアのウクライナ侵攻を巡り西側に同調しない国が多い。南アフリカも、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)諸国が懸念を示す中、演習の主催について「南アフリカ政府の立場は、異なる意見と同様に尊重されるべき」(南ア軍幹部)としている。
ロシアのタス通信は今月、演習でロシア軍のフリゲート艦がツィルコンの発射演習を行うと報道した。しかしロシア海軍の高官は22日のブリーフィングで極超音速兵器は演習で使用しないとの見通しを示した。
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