September 5, 2018 / 5:35 AM / 2 months ago

サウジ、原油価格は70─80ドルでの推移を目指す=関係筋

[ドバイ/ロンドン 5日 ロイター] - 世界最大の原油輸出国サウジアラビアが、当面の原油価格について、1バレル70─80ドルのレンジ内での推移を目指していることが、石油輸出国機構(OPEC)関係者や業界筋の話で明らかになった。

 9月5日、世界最大の原油輸出国サウジアラビアが、当面の原油価格について、1バレル70─80ドルのレンジ内での推移を目指していることが、石油輸出国機構(OPEC)関係者や業界筋の話で明らかになった。写真は国営石油会社サウジアラムコのロゴ。5月にダーランで撮影(2018年 ロイター/Ahmed Jadallah)

原油高によって歳入を最大化したいという考えがある一方で、米国の中間選挙まではトランプ米大統領からの価格抑制の求めに応じる姿勢であることが、同価格帯を目指す背景にあるという。

サウジは2016年に国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)計画を発表して以来、原油高を追求する姿勢を鮮明にしてきた。ただ、ガソリン高の中間選挙への悪影響を懸念するトランプ大統領が今年4月、サウジに価格抑制圧力をかけ始めたことを受け、サウジは姿勢を変化させた。

関係筋によると、サウジアラムコのIPOは棚上げされたものの、サウジは依然として、米国を不快にさせない範囲でできるだけ高い価格を維持することを求めているという。同国で予定される一連の経済開発事業に資金が必要だからだ。

OPECとサウジは公式な目標価格を設定していない。

関係筋の1人は「サウジは80ドル前後の原油価格を求めており、70ドル割れは望んでいない。そのように市場を促したい考えだ」と述べた。

「サウジは資金を必要としている。改革計画があるのに(サウジアラムコの)IPOが延期になったからだ」とした。

1バレル70─80ドルの非公式な目標価格帯が設定されたことで、サウジが定期的に生産量を微調整する可能性が高まった。

業界筋の1人によると、サウジは前月、北海ブレント原油先物が1バレル=80ドルに近づいた際、増産に関する情報を通常よりも早く公表したという。「現行価格を踏まえると、サウジは恐らくさらなる価格抑制のシグナルを出すだろう」と述べた。

サウジの非公式な目標価格帯は他のOPEC産油国が目指す水準とほとんど変わらない。一例としては、アルジェリアは75ドルが適正価格だとしている。

OPECの中東湾岸諸国以外の加盟国代表は「誰もがこのような数値について協議してきた」と述べた。

北海ブレント先物LCOc1は4月10日以降、70─80ドルのレンジ内で推移している。8月15日に70.30ドルまで下げてからは上昇に転じ、今月4日に79.72ドルを付けている。

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