October 29, 2015 / 12:24 AM / 5 years ago

サムスン電子、第3四半期は2年ぶり増益 99億ドルの自社株買い発表

[ソウル 29日 ロイター] - 韓国のサムスン電子(005930.KS)が29日発表した第3・四半期決算は、8四半期ぶりの増益となった。好調な半導体販売とスマートフォン事業の緩やかな回復が寄与した。

 10月29日、韓国サムスン電子が発表した第3・四半期決算は、8四半期ぶりの増益となった。2014年10月撮影(2015年 ロイター/Dado Ruvic)

一方、第4・四半期については、為替相場の影響や季節的な需要低迷により、利益が前四半期から減少するとの見通しを示した。

また、同社として過去最大規模となる11兆3000億ウォン(99億ドル)の自社株買いを今後1年かけて段階的に実施し、購入した全株を消却する計画を発表。今後3年はフリーキャッシュフローの30─50%を、主に配当の形で株主に還元するとした。

調査会社Chaebul.comの責任者、Chung Sun-sup氏は「中核のスマホ事業は苦戦しており、サムスン株は下落する可能性が高い。自社株買いは株価の防衛につながる」と指摘する。

買い戻した株式の消却は、サムスングループ創業者一族によるサムスン電子支配を強める効果もある。

第3・四半期の営業利益は前年同期比82%増の7兆4000億ウォン(64億6000万ドル)。同社が10月初めに発表したガイダンスは7兆3000億ウォン、前年同期は4兆1000億ウォンだった。売上高は8.9%増加の51兆7000億ウォン。

第4・四半期については「為替のプラス要因が見込まれないことから、利益は前四半期から減少する」との見通しを示した。

第3・四半期の利益は、ウォンの対ドルでの下落で8000億ウォン押し上げられた。

部門別では、モバイル事業の利益が2兆4000億ウォンで、前年同期の1兆7500億ウォンから増加した。主力スマホ商品の「ギャラクシー・ノート5」の販売が好調だったほか、これまで中国メーカーに押されていた低価格帯スマホが健闘した。

半導体事業の利益は5四半期連続でトップとなり、3兆6600億ウォンを記録した。

サムスンは製品ラインの刷新を進めている。ただ、調査会社トレンドフォースは、アップルや中国メーカーの低価格スマホとの競争激化により、同社の2015年スマホ販売は初めて前年比で減少する、と予想している。

サムスンの株価は一時約6カ月ぶり高値を付けた後、取引終盤では1.7%高で推移している。

*内容を追加します。

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