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サムスン電子、エリオットの分社化提案を検討へ 株価最高値
2016年10月6日 / 04:11 / 1年後

サムスン電子、エリオットの分社化提案を検討へ 株価最高値

[ソウル/ニューヨーク 6日 ロイター] - 韓国のサムスン電子(005930.KS)は6日、アクティビスト(物言う投資家)として知られる米ヘッジファンド、エリオット・マネジメントの提案を「慎重に検討する」と明らかにした。

 10月6日、韓国のサムスン電子は、物言う投資家として知られる米ヘッジファンド、エリオット・マネジメントの提案を「慎重に検討する」と明らかにした。写真はサムスンのロゴ。ソウルの本社で7月撮影(2016年 ロイター/Kim Hong-Ji)

エリオットは5日、サムスン電子の取締役会に対し、特別配当の支払いや上場持ち株会社と上場事業会社への分社化を検討するよう要求していた。

サムスン電子はコメントを発表し、全株主に対する「長期的かつ持続可能な価値」の創出に取り組んでおり、株主価値の最大化を目指していると強調。投資家と「建設的で率直な話し合い」ができると確信しているとした。

ただ、エリオットの提案の詳細には触れず、エリオットとすでに協議しているかどうかについても明らかにしなかった。

サムスンの発表を受け、同社の株価は一時5%上昇し、最高値を更新した。

サムスン電子は、後継者をめぐる憶測や最新スマートフォン「ギャラクシーノート7」のリコール(回収・無償修理)問題に揺れている。

米国では5日、飛行機の機内で乗客が持っていた「ノート7」の交換品とされるスマホから煙が出て、乗客全員が避難する騒ぎがあった。

ただ、サムスンがエリオットの提案を検討する姿勢を示したことで、ノート7をめぐる新たな懸念は同社株の売り材料とならなかったようだ。

エリオットはサムスン電子株の0.62%を保有。

エリオットは、分社化後の新たな事業会社を米ナスダック市場に上場させるとともに、新持ち株会社はサムスングループの事実上の持ち株会社であるサムスンC&T(サムスン物産)(028260.KS)と株式交換により合併すべきと提案。

また、サムスン電子の企業統治に疑問を呈し、新たに3人の独立取締役を取締役会に加えるべきとした。

さらに、サムスン電子が保有する700億ドルの手元資金から30兆ウォン(270億ドル)を特別配当として支払うことを要求した。

サムスンC&Tは提案へのコメントを拒否した。

関係筋によると、エリオットはサムスン経営陣らと面会し、提案の実現に向け会社側と協力することを望んでいる。

エリオットのサムスン電子への出資比率はわずかである上、昨年にサムスン物産と第一毛織の合併阻止を図ったことで関係が悪化していることから、エリオットが提案を受け入れるよう他の株主やサムスン経営陣を説得するには困難が予想される。

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