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サムスン電子、第1四半期営業利益は2年超ぶり低水準の見通し

[ソウル 5日 ロイター] - 韓国のサムスン電子005930.KSは5日、第1・四半期の営業利益が前年同期比60%減の6兆2000億ウォン(55億ドル)と、四半期ベースで2016年終盤以来2年超ぶりの低水準に落ち込むとの見通しを示した。

 4月5日、韓国のサムスン電子は、第1・四半期の営業利益が前年同期比60%減の6兆2000億ウォン(55億ドル)と、四半期ベースで2016年終盤以来2年超ぶりの低水準に落ち込むとの見通しを示した。写真はサムスン電子のロゴ。ソウルの同社事務所で昨年3月に撮影(2019年 ロイター/Kim Hong-Ji)

メモリーチップの供給過剰による価格低迷やパネル販売の鈍化、スマートフォン市場の競争激化が収益を圧迫している。

会社見通しはリフィニティブ・スマートエスティメートがまとめたアナリスト予想の6兆8000億ウォンを下回った。

サムスン電子は、売上高は14%減の52兆ウォンになったとの見通しを示した。同社は4月下旬に決算発表を行う。

業績見通しの発表を受けて株価は一時値上がりしたが、その後は値を消し横ばいで推移。投資家の多くは、チップ価格の持ち直しを背景に下半期に業績が回復すると見込んでいる。

KTB投資証券のアナリストは「下期にメモリーチップ価格がソフトランディング(軟着陸)し、下落が緩やかになる見通しなのに加え、今後控える新型iPhoneの発売もサムスンのディスプレーとメモリーチップへの好影響が見込める」と分析した。

サムスンは前月、第1・四半期の業績が市場予想に対して下振れる可能性について警告。メモリーチップの価格下落や米アップルAAPL.OのiPhone向けディスプレーパネルへの需要鈍化を理由に挙げていた。

アナリストらによると、同社の高性能スマホ「ギャラクシー」も新技術のコスト上昇や中国の競合社との競争、消費者による買い替えの先送りを背景に黒字化に苦戦しているという。

ただ、同社の株価は1月上旬に2年ぶりの安値を付けて以降、25%超急騰している。一部の投資家が半導体需要が回復すると見込んでいるからだ。

サムスンは折り畳み型や次世代通信規格(5G)対応型など新たなスマホモデルの投入によって中国市場のシェア拡大を狙っている。

BNK証券のアナリストは、「下期に発売する新型スマホはスマホ事業の押し上げには必ずしもならないかもしれないが、高密度の半導体チップを採用しているため、半導体事業にはプラス要因になるだろう」と指摘した。

*内容を追加しました。

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