July 8, 2014 / 1:32 AM / in 5 years

サムスン電子の第2四半期営業利益は24.5%減、2年ぶり低水準

[ソウル 8日 ロイター] - 韓国のサムスン電子(005930.KS)は8日、市場予想を下回る第2・四半期業績予想を示した。スマートフォン販売の減速とウォン高で、営業利益は2年ぶりの低水準。売上高も減少を見込む。

 7月8日、韓国サムスン電子は第2・四半期の業績予想で、営業利益が24.5%減の7兆2000億ウォンになると明らかにした。写真は同社のロゴ。ソウルの本社で2012年7月撮影(2014年 ロイター/Lee Jae-Won)

第3・四半期は改善を予想したが、市場の成長が鈍り、低価格スマホメーカーとの競争が激化、さらにアップル(AAPL.O)の新型「iPhone(アイフォーン)」発表が予想されるなど、環境は引き続き厳しい。

サムスンが示した第2・四半期の営業利益予想は24.5%減の7兆2000億ウォン(71億2000万ドル)。2011年第1・四半期以来、最大の減少率で、2012年第2・四半期(6兆5000億ウォン)以来の低水準となる。

営業減益は3四半期連続。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト38人の予想(8兆3000億ウォン)、正確な値を算出するために集計方法を工夫したスターマイン・スマートエスティメーツの予想(7兆6000億ウォン)を下回った。

売上高は9.5%減の52兆ウォンと予想。減収は新たな会計基準を採用した2009年以来初めて。市場予想の54兆ウォンを下回った。

IBK証券のアナリスト、Lee Seung-woo氏は「サムスンに厳しい状況を再認識させる内容。高価格のスマホを販売する戦略は、もはやうまくいかない。中国勢が、同程度の商品をはるかに安く売っている。サムスンは、スマホ戦略の見直しを迫られている」と述べた。

昨年は最高益達成の立役者だったスマホの市場は、成熟しつつある。調査会社IDCによると、今年のスマホ出荷台数の伸びは19.3%と、2013年の39.2%から鈍化し、平均販売価格も下落する見通しだ。

一部アナリストからは、中国の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]やレノボ・グループ(聯想集団)(0992.HK)などを追撃するためには、販売が伸びている中低価格帯端末を値下げするしかない、との見方が出ている。ただ値下げは、市場シェア維持の一助になるものの、利益率を押し下げ、短期間での利益回復を阻むことになる。

サムスン電子は別途発表した声明で、第2・四半期はウォンKRW=高やスマホ市場全体の減速に圧迫されたと指摘。在庫を削減するための販促費用もかさんだと説明した。 CIMBのアナリスト、Lee Do-hoon氏は、サムスンが中低価格帯市場で直面している試練について、より時間をかけて説明していると指摘。同氏は、第3・四半期に利益が大幅に回復するとは予想しておらず、他のアナリストが業績予想を下方修正するとの見方を示した。

サムスン電子は「新たなスマホの投入もあり、当社の第3・四半期見通しは、慎重ながらも前向き」と表明した。9月に「ギャラクシー・ノート4」を市場に投入する見通しだ。

HMCインベストメントのアナリスト、グレッグ・ロー氏は「サムスンは中高価格帯では強いが、市場の需要をけん引しているのは、価格がカギとなる低価格帯。サムスンの携帯端末部門にとっての問題は、第3・四半期も続く」と予想した。

サムスン株は、6月初めから7月7日までの間に10%以上下落していた。業績予想発表を受けた8日は、2.1%高まで買われた後、伸び悩んでいる。

*内容を追加しました。

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