[ドバイ 8日 ロイター] - サウジアラビアは、ファリハ・エネルギー相の後任にアブドゥルアジズ・ビン・サルマン王子を起用した。 国営サウジ通信(SPA)が8日、国王令を引用する形で報じた。
同国の王族の一員がエネルギー相に就任するのは初めて。
アブドゥルアジズ王子は、石油輸出国機構(OPEC)への代表団のメンバーを長年にわたって務めており、石油業界で数十年の経験がある。OPECの政策決定にも関わっており、今回の人事でサウジの石油政策が変わることはないとみられる。
ファリハ氏はエネルギー産業鉱物資源相を務めていたが、サウジは先月、エネルギー産業鉱物資源省から産業鉱物資源省を独立させると発表。同氏は先週、国営石油会社サウジアラムコの会長職も解かれた。