[ロンドン 16日 ロイター] - サウジアラビアで23日から開催される経済投資フォーラム「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ」を巡り、16日には欧州金融界からの不参加表明が相次いだ。
サウジ政府を批判してきた同国出身の著名記者がトルコで行方不明になった事件で、サウジ側の対応に反発する声が世界的に強まっていることを受けた動き。既にJPモルガンJPM.Nのダイモン最高経営責任者(CEO)など複数の米金融大手首脳も参加を見送っている。
この日は新たにHSBCHSBA.L、スタンダード・チャータードSTAN.L、クレディ・スイスCSGN.S、ロンドン証券取引所LSE.Lの各CEOと、BNPパリバBNPP.PA会長が欠席の意思を示した。
フォーラムに首脳が参加を予定していた欧米金融機関のうち、シティグループC.N、ゴールドマン・サックスGS.N、ソシエテ・ジェネラルSOGN.PAは方針を変更したかどうかについて、現時点でコメントを拒否している。
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