[カイロ 18日 ロイター] - サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は18日、2030年までに工業製品の輸出を5570億リヤル(1483億4000万ドル)に拡大する「国家産業戦略」を発表した。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。
戦略によって製造業を発展させて投資を誘致し、経済の多様化と非石油部門の輸出や国内総生産(GDP)の拡大を図る。また、この部門への追加投資を1兆3000億リヤル(3462億1000万ドル)に拡大するという。
SPAは皇太子の発言として「国家産業戦略と民間部門との協力を通じて、わが国は主要な製造業の大国となり、世界のサプライチェーン(供給網)確保に貢献するとともに、世界にハイテク製品を輸出していく」と伝えた。
さらに戦略では、国内の工場数を現在の1万0640から35年までに3万6000に増やす計画、とSPAは報じている。
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