October 23, 2018 / 2:43 AM / 25 days ago

サウジ記者死亡、米欧情報機関は皇太子の関与なお解明できず

[ワシントン 22日 ロイター] - サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が消息を絶ってから約3週間となる現在も、米欧の情報機関は依然として同氏の失踪と死亡にサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が関与したかどうかを解明できていない。

 10月22日、サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏が消息を絶ってから約3週間となる現在も、米欧の情報機関は依然として同氏の失踪と死亡にサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(写真)が関与したかどうかを解明できていない。写真は4月パリでの代表撮影(2018年/ロイター)

米欧情報機関の当局者6人は22日、サウジの事実上の最高権力者であるムハンマド皇太子が同国情報機関を管轄する役割を果たしていることを踏まえると、最終的な責任は皇太子にあるとの見方を示す一方、確かな証拠はないと述べた。

サウジは20日、カショギ氏が総領事館で起きた争いで死亡したと発表したが、匿名のサウジ高官はその後ロイターに対し、サウジから送り込まれた15人のチームがカショギ氏に薬物を投与して連れ去ると脅したところ同氏が抵抗し、首を絞めた結果死亡したと明らかにした。

西側情報機関の当局者は、カショギ氏に何が起きたのか完全に把握しているとはとても言い難い状況だとし、同氏がどのように死亡したかや遺体がどこにあるか把握できていないと述べた。

メディアではカショギ氏殺害の様子を録音したとされる音声記録をトルコ当局が保持しているとの情報が流れているが、情報機関当局者によると、22日時点で米国や同盟国はこうした証拠へのアクセスを認められていない。

サウジの西側同盟国にとっては、ムハンマド皇太子が関与したと判断するかどうかが鍵となる。

関係筋2人によると、皇太子に一定の責任があるとする米欧専門家の見方は、皇太子が政権運営で大きな役割を果たしているという判断が大きな根拠になっているという。

西側情報機関の関係筋は「皇太子がこの件を知らなかったと考えるのは難しい」との見方を示した。

ただ、皇太子がカショギ氏の件について具体的な指示を出した可能性に言及する米国や同盟国の情報機関報告書は決定的ではないという。

サウジの作戦が最初からカショギ氏の死亡を意図したものだったのか、それとも当初は同氏をサウジに連れ戻すことが狙いだったのか、といった疑問も浮上する。

米欧情報当局者は、トルコが収集した証拠について同国から口頭で説明を受けたと明らかにした。欧州当局者の1人はトルコが共有した情報について「非常に詳細で、トルコ当局は自信があるようだ」と述べた。

また関係筋2人は、カショギ氏がサウジから送り込まれた部隊に殺害されたとの報道を裏付ける一定の独自情報を米国や同盟国が入手していると明らかにした。

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