January 13, 2020 / 4:08 PM / 7 months ago

サウジ、原油相場の安定に全力尽くす=エネルギー相

[ダーラン(サウジアラビア) 13日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)の事実上のリーダーであるサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は13日、米国とイランの関係が緊張する中、原油相場の安定に向けて努力すると述べた。安定した価格と需要の成長を望むとの見解を示した。

アブドルアジズ王子は、OPECにロシアなどの主要産油国を加えた「OPECプラス」が3月末までとしている協調減産を延長するかどうかを話すには時期尚早だと述べた。

アブドルアジズ氏はエネルギー関連の会議で「われわれの地域で緊張感が高い状態が続く中、サウジは原油相場の安定に全力を尽くす」と発言。「安定した原油相場のほか、需要と供給がともに持続可能な形で伸びることを望む」とし、高い価格も低い価格も望ましくないと述べた。また、「最悪の事態は、石油産業に永久的な打撃を与えるような安値に落ち込むことだ」とした。

米国は3日、イラク・バグダッドで無人機攻撃を実施しイランの司令官を殺害。報復としてイランはイラクの米軍駐留基地をミサイルで攻撃した。その後、本格的な武力衝突の事態からは緊張が和らいでいるもようで、13日の原油相場は安定している。

アブドルアジズ氏は米国が戦略的なパートナーであり、国際的な安全保障の観点で大きな役割を担っていると指摘。「米国の友人たちが、自身が適切と判断する態度で行動することを見守る」と語った。

世界最大の原油輸出国であるサウジは、昨年9月14日に石油施設が無人機とミサイルによる攻撃を受け生産能力が半減した。米国とサウジはイランが攻撃に関与したとしており、イランは関与を否定している。

イラクでの攻撃を受けサウジが警戒態勢を強化したかとの質問に対して、アブドルアジズ氏は「あらゆる対策を講じた」と答えた。

アブドルアジズ氏によると、サウジの1月生産高は日量974万4000バレル(bpd)。2月も同じ水準を保つとした。また、イラクの減産合意の順守率は昨年12月に改善し、1月は全面順守を見込んでいると述べた。

OPECプラスは昨年12月、20年の第1・四半期に減産規模をこれまでの120万bpdから170万bpdまで拡大することで合意した。さらにサウジは割り当てられた減産目標を40万bpd超過して産油量を減らすとし、減産量は合わせて210万bpdとなった。これは世界の供給量の約2%に相当する。OPECプラスは世界の生産高の40%超を占める。

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