October 17, 2018 / 2:34 AM / a month ago

WRAPUP 1-米大統領、記者失踪でサウジ擁護 国務長官は国王らと会談

[ワシントン/リヤド 16日 ロイター] - サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の失踪を巡り、トランプ米大統領は16日、すべての事実が判明する前にサウジを非難する動きがあると指摘し、サウジを擁護する姿勢を示した。

大統領はAPのインタビューで「何が起きたのかまず究明する必要がある」とし、「またしても無実と証明されるまで有罪という状況だ。これは好ましくない」と語った。

大統領はこれより先、「サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子とたった今、話をした。皇太子は(カショギ氏の行方が分からなくなった)トルコのサウジ総領事館で何が起きたのか知らないと言明した」とツイッターに投稿。「(皇太子は)徹底的な捜査を既に開始しており、捜査を急いで拡大する意向も示した。間もなく答えが出るだろう」と続けた。

一方、ポンペオ米国務長官は16日、サウジを訪問し、サルマン国王やムハンマド皇太子と会談。「全容を究明し、サウジの指導者や高官も含め、説明責任を果たすことにサウジ側が真剣に取り組んでいると、これらの会合により判断した」とする声明を発表した。

国務長官は17日にトルコに向かう。

米国内では、共和党のリンゼー・グラム上院議員がサウジ皇太子を「有害な」人物と批判。共和党のジェブ・ヘンサリング下院金融委員長もロイターに対し「国家が認めた暗殺だとすれば、サウジとの関係を根本的に見直す必要が出てくる。それは間違いない」と述べた。

主要7カ国(G7)外相は、カショギ氏の失踪を「非常に憂慮」しており、サウジが「表明した通りに徹底的で信頼の置ける、透明かつ迅速な捜査」を行うことを期待するとの声明を発表した。G7がこうした声明を出すのは異例。

トルコのエルドアン大統領はサウジ総領事館での捜査について、カショギ氏失踪後に一部の壁が塗り直された可能性があると指摘し、毒物などの捜査も行っていると明らかにした。

トルコ治安筋は、前夜に行った総領事館の捜索で「確度の高い証拠」が得られたとしたが、カショギ氏殺害を決定づける証拠はなかったと述べた。また、サウジ総領事が16日にトルコを離れ、リヤドに戻ったことを明らかにした。

こうした中、企業の間ではサウジで23日から開催される経済投資フォーラム「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ」への参加を見送る動きが相次いでいる。

この日は新たにロンドン証券取引所、HSBC、スタンダード・チャータード、クレディ・スイスの各CEOやBNPパリバの会長が欠席する意向を示した。

金融市場ではサウジの通貨リヤルが2年ぶり安値から持ち直した。

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