[クウェート市 26日 ロイター] - イラクのアブドルマハディ石油相は26日、石油輸出国機構(OPEC)盟主サウジアラビアと非加盟の主要産油国のロシアが、供給過剰対策をめぐり、歩み寄りに向け柔軟な姿勢を見せつつあるとの認識を示した。
イラク石油相は「サウジに一定の柔軟性が、ロシアの姿勢には変化が見られた」と指摘。その上で「これは取りまとめるべき問題で、OPEC加盟・非加盟国双方のすべてから、多少はしっかりとした提案が出てくるだろう」と語った。
ベネズエラがOPEC緊急総会の開催を求めている件について、イラク石油相は事前に合意が交わされた場合にのみ、開催に賛成する立場を示した。
イラク石油相の発言を受け、この日の北海ブレント先物LCOc1が3%上昇して1バレル=31ドルを突破した。
*石油相の発言部分の表現を修正しました。
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